
昭和26 (1951) 年3月、国内外におよぶ宮城道雄の門人がひとつの輪に結ばれ、互いに演奏技術の向上と親睦を図る目的で、「宮城会」が結成されました。
宮城会は宮城箏曲の普及のみならず、日本音楽の継承発展のリ-ダ-として活動しています。こうした一連の宮城会の活動に対し、平成6年10月には、ポーラ伝統文化振興財団から、第14回 伝統文化ポーラ特賞が授与されました。
宮城道雄生誕記念事業
生誕130年記念事業(2022-2024)
2024年4月20日(木) ~芸の継承・心の継承~ 箏曲宮城会全国演奏会
会場:東京国際フォーラム・ホールA
曲目:《御山獅子》客演・生田流協会、《七福神》客演・山田流箏曲協会、交声曲《松》含む20曲、ジュニア会員演奏曲5曲、ビデオ「心のしらべ」上映


2022年9月20日(火) オーストリア ウィーン公演
会場:コンツェルトハウス・モーツァルトホール
曲目:《さくら変奏曲》《水の変態》《琉球民謡による組曲》《松竹梅》《春の海》 《越天楽変奏曲》


2022年8月18日(木) ジュニア会員全国大会
会場:国立劇場小劇場
曲目:《春の海》《ワンワンニャオニャオ》《さくら変奏曲》含む、全25曲
劇場版「宮城道雄の少年時代」上映


生誕100年記念事業(1993-1994)
平成5年(1993)から平成6年(1994)にかけて国内外で展開した「宮城道雄生誕100年記念事業」は、天皇皇后両陛下の行幸啓を賜わった「生誕100年記念演奏会」をはじめ、各地演奏会、各種展覧会、講演会の開催、記念モニュメントの建立(伊勢・白浜)、さらには関連書籍の刊行、CDやカセットテープの制作といった広がりをみせました。
そればかりでなく、平成6年度の文化庁芸術祭主催公演では、6夜にわたる連続演奏会が行われました。テレビ・ラジオでも特別番組が放送され、また生誕100年を記念した記念切手が発売されるなど、日本の音楽界に一大センセーションを巻き起こしたのです。なお平成7年には、この事業の一環として『宮城社史宮城会史』が刊行されました。
箏曲宮城会全国演奏会
日本全国にある宮城会の9支部および海外の会員が一堂に会して行われる大演奏会です。

過去の演奏会一覧
昭和30年(1955年)11月13日 日比谷公会堂
昭和32年(1957年)06月23日 日比谷公会堂
昭和33年(1958年)06月22日 日比谷公会堂
昭和37年(1962年)06月23日 東京文化会館
昭和40年(1965年)05月16日 東京文化会館
昭和43年(1968年)05月04日-05日 東京文化会館
昭和47年(1972年)09月02日-03日 東京文化会館
昭和50年(1975年)08月29日 NHKホール
昭和53年(1978年)08月05日-06日 国立劇場大劇場
昭和57年(1982年)08月01日 NHKホール
昭和60年(1985年)08月04日 NHKホール
平成02年(1990年)08月05日 NHKホール
平成06年(1994年)07月17日 NHKホール
平成09年(1997年)09月14日 NHKホール
平成12年(2000年)07月16日 NHKホール
平成17年(2005年)07月24日 大阪・フェスティバルホール
平成20年(2008年)07月27日 NHKホール
平成22年(2010年)07月25日 札幌市教育文化会館大ホール
平成26年(2014年)07月27日 NHKホール
平成30年(2018年)09月08日 福岡サンパレスホール
令和06年(2024年)04月20日 東京国際フォーラム・ホールA
宮城道雄記念コンクール
昭和41年以来、宮城会が毎年主催している箏曲のコンクールで、演奏部門(児童部・一般部)と作曲部門があります。宮城会会員に限定されることなく、広く一般からの参加があり、数多くの優れた演奏家・作曲家を輩出してきました。
宮城道雄顕彰事業
宮城道雄の偉業を顕彰するために、おもに全国各地にあるモニュメント建立地で開催されている事業です。
札幌市中央区
本佛寺と同様に、宮城道雄の遺骨の一部を譲り受けた北海道在住の門下生がそれらを持ち寄り、あらためて札幌市の新善光寺に分骨されることになったもの。平成22年2月25日に納骨式が行われた。

東京都台東区谷中 谷中霊園内
谷中霊園の最も東側にある、高さ70センチメートルの石塀で囲まれた、一辺3メートルの墓所。中央の墓石には「宮城家之墓」と刻まれている。昭和18年の養女よし子の逝去の際に造立された。御影石の墓誌には、宮城よし子、宮城道雄、宮城貞子、宮城清子(喜代子)、宮城数江の名が記されている。左手前には、宮城道雄生誕百年祭記念事業の一環として、平成3年12月25日、「宮城道雄墓所」の碑が置かれた。

東京都新宿区中町
箏・三絃その他邦楽に関する研究会・講習会・演奏会等の開催、教授者の育成などの活動に加えて、宮城道雄の偉業を広く世に知らせ、さらに三曲楽を中心とする日本音楽の研究と普及の拠点となることを願って建設された日本で最初の音楽家の記念館。昭和53年10月13日に竣工式が行われ、12月6日には同記念館講堂で開館式が執り行われた。
敷地には、鉄筋コンクリート造3階建ての記念館と、宮城道雄自身が「検校の間」と名付けた書斎、同じく「録音室」と名付けた二つの建物がある。記念館の延べ面積は908.81平方メートル。
※旧館の情報です。

神奈川県三浦郡葉山町堀内
相模湾に面する高台にある別荘。昭和10年、以前から借りて使っていたものを正式に買い受けた。宮城道雄はここをたいそう気に入っていたらしく、憩いの場として、また仕事場としてよく使った。のちにこの別荘は「雨の念佛荘」と呼ばれるようになるが、この名は最初の随筆集『雨の念佛』からとられたものである。

刈谷市神田町
宮城道雄の遭難の地である刈谷の市民から、その遺徳と偉業を偲ぶために碑を建立したい旨の申し入れから建立された供養塔。遭難現場の後方の敷地320平方メートルに高さ6メートル余、約80センチメートル角の三重宝塔。正面は、箏を弾く金剛蔵菩薩の下に隷書で「楽聖宮城道雄先生供養塔」(日本芸術院会員豊道慶中〈春海〉氏書)。右面は、縦笛を吹く白象王菩薩の下に行書で「春の海」(貞子夫人書)と同楽譜(高瀬忠三氏作譜)。
左面、横笛を吹く宝蔵菩薩の下に行書で「水の変態」(貞子夫人書)と点字による同歌詞(高瀬氏点訳)。背面には、阿弥陀仏の種子(梵字)の下に「先生の略歴」(佐藤春夫氏撰文ならびに書)が刻されている。設計・制作は池上年氏による。昭和32年5月25日、楽聖宮城道雄先生供養塔開眼供養式が行われた。

伊勢市宇治浦田 豊川浦田線街路広場内
宮城道雄生誕百年祭記念事業の一環として、伊勢神宮にほど近い豊川浦田線街路広場に建立された碑。
高さ7メートルを越す天然結晶石の六角柱状石上に箏を模した黒御影石を掲げ、その影が下方の五十鈴川に見立てた黒御影石の鏡面に正しい箏の形として映し出されるよう工夫された碑を中央に、宮城道雄の随筆「五十鈴川」の一節が刻まれた文学碑と、その略歴を記した音楽碑(この碑からは《五十鈴川》のメロディーが午前9時から午後5時までの間20分おきに流れる)を配した三点からなる。制作は二科会会員の市川明廣氏。
平成4年9月3日に除幕式が行われた。

和歌山県西牟婁郡白浜町平草原 紀州博物館前
宮城道雄の雌一の詩「浜木綿」を柿谷華王子氏の揮毫で碑にしたもの。宮城道雄が亡くなるわずか20日あまり前の昭和31年6月4日に、本人立会いの下に除幕式が行われた。
宮城道雄生誕百年祭記念事業の一葉として宮城喜代子・数江両師の意志に基づいて「天響の門」が建立。
平成5年9月24日に除式が行われた。《浜木綿》の調べが天界から響いてくるという思いから命名されたこのオブジェは、箏柱を造形化したステンレス製のもので、日展所属・日展彫刻会会員の播間公次氏の作。また傍らには、門建立の精神を記した碑(柿谷華王子氏の揮毫)も建立された。
さらに、平成25年には、詩碑の脇に朝倉文夫氏作の宮城道雄胸像が設置され、5月30日に除幕式が行われた。

神戸市中央区浪花町 三井住友銀行敷地内
神戸の「宮城道雄生誕の地」記念碑は、昭和62年に太陽神戸銀行(さくら銀行を経て現三井住友銀行)が神戸市中央区浪花町にビルを新築した際、宮城社・宮城会はじめ関係者一同の要望に応えて、同行がその東側の一角に建立したものである。
碑は黒の御影石製(幅150x奥行22✕高さ70センチメートル)で、「春の海の作曲者」「宮城道雄生誕の地」「1894~1956」と3行に分けて横書きで文字が刻まれ、中央に《春の海》の五線譜の冒頭4小節が彫られた真鍮金メッキ製の板がはめこまれている。
毎日午前9時から午後5時まで定時に碑から《春の海》(箏=宮城喜代子、尺八=青木鈴慕)が流れている。

広島県福山市鞆町後地 鞆城山公園内
平成2年に鞆新信用金庫創立60周年記念事業の一環として、宮城道雄の父祖の地である広島県福山市鞆町後地の城山公園内に建立された高さ114センチメートルのブロンズ座像。
穏やかな表情で指に爪をはめる一瞬を切り取った見事な作品である。作者は広島県出身の文化勲章受章者・圓鍔勝三氏。題字は安積得也氏による。同公園内には福山市鞆の浦歴史民俗資料館があり、館内には宮城道雄を紹介するコーナーが設けられ、その業績などが紹介されている。

うきは市浮羽町 本佛寺内
昭和31年に死去した宮城道雄の遺骨の一部を譲り受けた九州・中国地方在住の門下生の発意で、鎮西身延山本佛寺に分骨されることになった。それに感動した側が建立した、高さ一丈三尺(約3.93メートル)の記念碑(碑銘田辺尚雄筆)。碑の裏には遺骨をこの寺に納めた門人の名が刻まれている。昭和32年4月14日に、納骨式と記念碑除幕式が行われた。

ジュニア会員制度
平成27年(2015)より、次世代を担う人材育成のため、ジュニア会員制度を設けました。
まんが 宮城道雄の少年時代
多くの試練を乗り越え、邦楽の未来を切り拓いた宮城道雄の少年時代が漫画となりました。
宮城道雄記念館受付、またはオフィシャルサイト通信販売にてお取り扱いがございます。

